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10月28日(日)に、日本コンプライアンス・オフィサー協会(銀行業務検定)の保険コンプライアンス・オフィサー2級を受けてきました。昨日夜に、銀行業務検定のサイト上にアップされた正解一覧で答え合わせをしたところ、とくに問題なく受かっているようでした。

答え合わせをしてみると、意外と細かいところでひっかけているように感じました。内容としては、FACTAや日本版CRSなど、ホットニュース的な分野のやや細かい問題が今年も何題か出題されていました。また、消費者契約法の一部改正、民法改正、パワハラ等についても出題されていましたが、これは常識でなんとかなるレベルと思われました。

生命保険実務のコアな分野については、過去問題集を勉強すると、2016年ごろは契約保全・保険金支払などに関する良問がいくつかでていた印象ですが、今年度はクーリング・オフなど保険募集の分野の問題が多いと感じました。なお、モラルリスクと他業界をまたがる契約内容登録制度に関する問題が1問出題されていましたが、これは支払査定部門の方でも悩むような難問と思われました。

とはいえ、とくに保険業界の方にとっては全体としてあまり難しくない試験であると思われます。職場のOJTや各種の研修・試験で学んだ経験・知識と常識でなんとかなるものと思われます。試験前1か月くらいから週末を中心に過去問題集を1、2周ほどして、試験前日に間違ったところを見直せばよいと思われます。参考書・テキストとしては、『保険コンプライアンスの実務』が公式テキストに指定されていますが、中原健夫・山本啓太・関秀忠・岡本大毅『保険業務のコンプライアンス 第3版』もよい参考書だと思われます。

ところで話がそれますが、私の試験会場は池袋の立教大学でした。私は初めてこの大学に行ったのですが、中世の欧州のような赤レンガの建物が蔦でおおわれていて、英米の名門大学のようだと驚いてしまいました。ちょっとプチ旅行をしたような気分でした。

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保険コンプライアンスの実務

保険業務のコンプライアンス(第3版)