中川平一展
「中川平一風景画展ー調布を描いて55年ー」2021年3月13日(土)から5月9日(日)まで調布市文化会館たづくり1階展示室で開催されるとのことです。

・中川平一風景画展ー調布を描いて55年ー|調布市文化・コミュニティ振興財団
・中川平一先生のウェブサイト

中川平一先生は、東京芸大を卒業されたあと、調布の小学校の先生を歴任し、それとともに調布や狛江、三鷹などの風景を半世紀以上にわたり、写実的で精緻な筆致で、水彩画や鉛筆画として数多く描かれている方です。

その絵画には、今回の展覧会ポスターの調布駅前の旧・タコ公園のタコのすべり台や、調布駅の西側の踏切のそばのラーメン店「萬来軒」、旧甲州街道沿いの昔からの商家等々、地元住民なら一目みて誰でもわかる古き良き、懐かしいモチーフが数多く含まれています。

なお、調布駅前は数年前から大規模な再開発の整備工事が行われています。東京都内の駅前にしては多くの古い巨木などがあり、その存置を求める多くの地元住民の署名活動をよそに、調布市はその多くの樹木を伐採し、2016年には「タコ公園」とタコのすべり台も閉鎖・撤去されてしまいました。

しかし、住民からの多くの声を受けて、2020年4月に調布市役所の裏側付近に、新しいタコのすべり台のある公園が新設されました。

DSC_0007 (7)
(調布市役所裏の新しい「タコ公園」)

調布市役所は、今後も地元住民の声に耳を傾ける姿勢を持っていただきたいと思います。

「中川平一風景画展」は、2020年からコロナ禍で延期されていたものですが、ようやく今回開催とのことで、ファンとしてはとてもうれしい気持ちです。